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2010年8月27日。大切な大切な長男・トモヤが一人で天に旅立ちました。逢いたい想いは、悲しみと一緒に息子への愛として、一生大切にしていきます。

人が「死ぬ」ということ
2011-03-29 Tue 02:58
心臓が止まっても、魂はしばらく自分の身体のそばにいて、みつめている。

「トモヤ!トモヤ!」と泣き叫ぶ家族を哀しい思いで、みつめているのだ。


自分が死んでしまった事実を受け入れることも、
自分が死んでしまったことで、家族や友人が哀しむ姿や、
悲嘆にくれて立ち直れない様子を見るのも、
とても辛いことなのだと思う。


子を亡くした親は、
かわいい子どもの、髪が、唇が、目が、頬が、手が、指が、血液が、
心臓も胃も腸も、五臓六腑すべてが愛しくて、
そんな子どもの身体が焼かれて消失してしまう恐怖を味わう。

火葬されて「熱くなかったのか」
「焼けていく自分の身体をどんな思いで見ていたのだろうか」
と悶絶の苦しみを味わう。



さっきまでここにいた子どもが、
いなくなってしまう恐怖を体験しない人から、
簡単に「はやく元気になれ」と言われたくない。


子どもの声を聴きたくて、抱きしめたくて、
その哀しみに身をもだえながら耐え忍んでいる。

探しても待っても、どこにもいない現実に落胆し、
悲嘆にくれる毎日を生きる。


それが、人が死んでしまうという現実。



スピリチュアル的に考えれば、
生きにくい物質世界から、やさしい光の精神世界に、
もといたところに帰る・・・。
痛みも苦しみもない、温かなところへ帰ることだけれど。


ほんとうに今、安らかな気持ちでいるのか、
私には確かめる術がない。



そらと木


「でも、産めない私より幸せ」と言われる方へ。

子どもを産むことのできない女性の苦しみは
私には心から理解してさしあげることはできません。
想像をはるかに超えた葛藤があると思っています。

でも、比べないでください。

「自分が辛いこと」と
「死んでしまった子どもが辛いこと」、

比較することはできないはずだから。



私をうらやましいと言わないでください。
子どもの死を軽く考えられているようで、嫌です。

哀しすぎるんです。
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月命日に思う
2011-03-27 Sun 18:33
お墓に行ってきた。
また新しいビールとろうそくがあった。
お花も・・。

トモヤの友だちのT君が、
お彼岸の間に三回もお参りに行ったと話してくれた。

トモヤはこんなに仲間に大切にしてもらって、
ほんとに幸せな子だなぁと思う。

モクレン


トモヤの彼女のCちゃんが家に来てくれて、
3時間くらい話をした。

まだ21歳の彼女。
これからの人生を、トモヤのことで迷わないで欲しい。
トモヤはCちゃんの幸せが一番嬉しいんだからね・・と話した。


「一生、忘れることなんかできない」
涙目のCちゃん。

ほんとに自他とも認める、相思相愛だったらしい。

Cちゃんも壮絶な別れを体験したんだな、と
こんなに若い女の子が、一生懸命苦しみと闘って、
今を精一杯生きているんだなと感じる。


どんなに辛い哀しい夜を、何日も何日も眠れず過ごしたのだろう。
かわいらしい笑顔で、
「お母さんの方が辛い」と母親の私を気遣うCちゃんが痛々しい。



トモヤがCちゃんをおいて逝ったこと、
二十歳で亡くなる寿命だったのだから、どうか恨まないでね。

トモヤも自分が本当に死んでしまうなんて、
驚いて、信じられなくて、
「誰か助けて!おれ、ほんとに死んでしまったの?」
と、いっぱい泣いたと思う。



許してあげてください。


Cちゃんは私の精神世界の話を何回も聞いてるので、
素直に受け答えしてくれる。

さくら


トモヤが亡くなってすぐ、
「子どもを産んだことのない私よりは幸せだ」
と、子どもを授からない友だちから言われた。


哀しみや苦しみを、他人と比較することはナンセンスだと思う。

私は、死んだ子どもの気持ちを思い、
「辛かったね、痛かったね、哀しかったんだね」と、気が狂いそうに苦しい。

「産めない私より幸せ」は、「私」が主語。

子どもを失った私は、『絶対』幸せではない。

愛している人が、息を失う瞬間を、痛みを想像し、
自分のことのように苦しむ。
「どんなに痛かっただろう、死にたくなかっただろう」と、泣いて、
取り戻せない時間と、助けてあげられなかった自分を悔やむのだ。


子どもの死が軽んじられているようで、
そんな慰め(?)は聞きたくなかった。


きれいな水滴

Cちゃんが辛そうで、でも県外の職場で頑張ると言って、
精一杯明るい笑顔でお別れした。

トモヤの月命日。
トモヤが「故郷に帰れた日」として、もう哀しみたくない。
泣きたくない。


トモヤ、今日はお母さんの夢に来てください。


お母さんを「いつまでも馬鹿だね」って笑って。

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江「わかれ」
2011-03-23 Wed 12:48
壮絶な別れだ。

三人の姫たちの母親「市」。
夫の戦いの度に、命がけで城と姫たちを守る。

平和ボケした現代の母親には、その志気は想像ができない。


かわいい姫たちと別れ、自決する母・市。

忠義・慈愛・野望・・。
姫たちの戦国は、私たちに何を知らせようとしているのか。


脚本家・田渕久美子さんは、言う。
「子を産み、育て、家を守る役目の女性たちが、ひたすら平和を望むのは、
戦国も幕末も、現代も変わりはないはずです。
(中略)
男たちの陰で戦国を動かしていたのは、実は女たちだったのかもしれない。

過去に新たな視点で光を当てることで、現在を変え、未来を変える。
過去を生きた人たちに感謝し
私たちはきちんと生きているのだろうかと問い直す」


市と三人の姫たち



前に、私の魂の前世は、滋賀県の姫だと教えてもらったことがある。
私ごときが、なにかの間違いだと思うけれど、
大河ドラマ「江」はとても魂が揺さぶられるのだ。

「江」の父、浅井長政は近江の小谷の城主。
私はもしかしたら、そこで下女をして仕えていたのではないだろうか。
(ずうずうしいですかね・・)



江が市に言った言葉。
          「私が死んだら母上に逢えますか」

市が須磨に言った言葉。
          「あの世で逢おうぞ」

今の私には、哀しみと希望の織り込まれた気持ちが、
心の奥まで伝わってくる。

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仏膳(精進料理)は飽きたでしょ
2011-03-22 Tue 21:55
命日やお彼岸に仏膳を作る。
仏膳の什器はちいさくてかわいい。保育園のお弁当のよう。

でも、トモヤはお肉や卵なんかの動物性たんぱく質が好きだから、
あんまし嬉しくないんだろうなぁと可哀そうになってしまう。



21日のお料理
↑21日のお料理
車麩の煮しめ・オータムポエムの酢味噌がけ・切干大根の油炒め・
しめじと油揚げのお味噌汁


22日のお料理
↑22日のお料理
大根と新じゃがの鶏出汁煮・フキ味噌と大根の浅漬け・大根の酢のもの・
豆腐となめこのお味噌汁
(大根ばっかし・・今日は朝から仕事だからね。許して)




トモヤがあんまし嬉しくないのかなぁと思うと、
なんだか張合いがなくなって、マンネリ化してしまった。


夕ご飯は、トモヤの好きな豚バラの塩焼きにした。
ビールのつまみに美味しく食べているだろうか。


もう精進料理は五日目。

そろそろ飽きたでしょ。

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トモヤが笑った
2011-03-21 Mon 17:51
平凡で幸せな日々は、当たり前と思っていたあのころ。

突然トモヤを失って、トモヤの笑顔が想い出せなくなった。



全国的に幅広く活躍されていらっしゃる、やまだみつるさんは、
霊感が強いそうだ。

トモヤ以外にも、亡くなった方の似顔絵の依頼がある。
亡くなった本人が、親に元気出して欲しくて
やまださんのところへ行ったりすることもあるらしい。



二十歳のトモヤはきちんと笑った写真がなく、
スナップもあっち向いたり、半分隠れてたり。

遺影は、高校野球の写真。
でも、大学生になってからは、坊主アタマではなく、
さらさらヘアでとても可愛くなった。


どうしても、二十歳のトモヤを残したくて、
やまださんにお願いして似顔絵を描いていただいた。

トモヤはなかなかやまださんのところに降りてこなかったらしい。
「はずかしいのでしょうかね」とやまださん。


今日はお彼岸、とうとう笑顔のトモヤがやってきた。

トモヤの笑顔を観て、涙があとからあとからこぼれた。
帰り道、タオルハンカチはびしょぬれ。

トモヤ、笑ってくれてありがとう。

笑顔のトモヤ


トモヤが笑顔なんだから、
私も笑顔で生きよう。大泣きは、今日で終わりにしよう。


でも時々逢いたくて苦しくて、泣いてしまった時は許してね。
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あこがれの背番号
2011-03-20 Sun 13:54
高校野球部のキャプテンで、
ファーストを守っていたK君のご両親がお彼岸にお参りに来てくださった。

トモヤが亡くなって初めての秋のお彼岸にも、
花束とトモヤの大好きなケーキをたくさんいただいた。
「トモヤ君が帰ってきてるから、会いたいなって思って」と
遠くから訪ねて来てくださる。
(ほんとうにありがとうございます。嬉しくて有難くて、涙がでました)



K君は、トモヤのあこがれの存在だった。
高校野球のキャプテンを任されている彼は、
責任感はあるし、頭はいいし、イケメンだ。
そして、なんといってもみんなからの信頼が厚い。

中学でキャッチャーだったK君が、
高校野球でファーストに転向した時は、トモヤはかなり落ち込んだ。
K君には、「絶対」勝てないからと。

でも、ファーストが大好きなトモヤは、
転向せずにいつも二番手で頑張ってきた。

身体が堅いから脚を大きく開くトレーニングも頑張った。


ファーストは投手を励まし、内野を見渡せる大事なポジション。
アウトカウントもファーストが一番多い。
脚を大きく開いて、ベースを踏んだまま球を捕る。
キャプテンのK君は、とても上手かった。


トモヤも大きな声で、チームを激励するのは得意だ。
ベンチに入れなくても、背番号がもらえなくても、くさらず、
とにかくいつでも元気に声が出せる、そんなトモヤが私は自慢だ。



3年生夏の最後の県大会で、
背番号13をもらえて、ベンチに初めて入れた。
初めて、高校野球の開会式の入場行進を歩けた。

K君の怪我で、初めて公式戦でファーストを守った。
「おかあ、レギュラーってすごいな。いっつもこんな緊張してるんね!」
緊張してK君の後を守り抜いた時の、トモヤの言葉は忘れられない。

新聞に載ったよ
↑最後の試合で、伝令をするトモヤ(朝日新聞に掲載された写真)


K君のご両親に会うたびに、この最後の大会を想い出す。

トモヤも、今、想い出して笑ってるかもしれない。

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お彼岸ですね
2011-03-19 Sat 13:43
トモヤの好きなおはぎ(いや、春はぼた餅ですね)を作った。
私は粒あんが得意なので(ちょっと塩あんっぽく)、
お汁粉や、おはぎは季節に関係なく、よく作っていた。
トモヤは甘いものが大好きで、洋菓子和菓子、なんでも食べる。
おはぎは大好きだ。


トモヤの彼女のCちゃんが、就職が決まって県外に行くと
トモヤのお墓に報告に行ってくれたそうだ。
家の仏壇にもお菓子を供えてくれた。

かわいく、やさしく、いまどき珍しいとても素直ないい子だ。
トモヤが亡くなってから、初めて逢った。
こんないい子を置いていってしまって、トモヤは罪な子だ。

二人で一緒に逢えなかったことは、私の罪だ。

ぷりんとおはぎ
↑Cちゃんからもらったプリンと私の作ったおはぎ


お墓に行ってきた。
トモヤの友だちが、たばこ、ジュース、ビール、コーヒーを供えてくれていた。
みんな、いつもありがとうね。(p_q)

お墓にビールや煙草、ありがとうございます


トモヤは今、
煩悩や迷いを脱した悟りの境地で、みんなを見守ってくれている。

モクレン

私が彼岸の境地に逝けるのは、いつなんだろう。

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